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片側進入腰椎後方椎体間固定術(TLIF)

 

手術方法
 椎間板や椎間関節が破壊されている場合、除圧術のみでは、術後に不安定性が起こって腰痛が十分に取れないことがあります。このような場合、固定術が必要になり、推体と呼ばれる背骨を固定する方法を腰椎推体間固定術と呼びます。両側を開窓する方法をPLIFと呼び、片側開窓のみで固定する方法をTLIFと呼びます。当院では平成17年以来、腰椎推体間固定術は全てTLIFを行っています。

図:腰椎後方椎体間固定術

後療法
 手術の翌日から、体幹ギプス、あるいは軟性コルセットをつけて歩行が許可されます。手術後3週位で退院が許可されます。術後1ヶ月は安静が必要です。 仕事への復帰は、事務系では1~1.5ヶ月、軽作業では2ヶ月必要です。
予想される合併症
1. 深部感染
2. 深部静脈血栓による肺梗塞
3. 硬膜損傷
4. 将来隣接椎間板の障害の可能性があります。
当院での実績
 平成17年以降332例手術を行っています。合併症として硬膜損傷1件、術後硬膜外血腫1件あります。
この手術に対する主な病気
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎脊柱管狭窄症
腰椎辷り症

  • 当院での脊椎外科手術の実績
  • 病気一覧
  • 頚椎症性脊髄症
  • 頚椎症性神経根症
  • 後縦靭帯骨化症(OPLL)
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰椎脊柱管狭窄症
  • 腰椎辷り症
  • 骨粗鬆症性脊椎椎体圧迫骨折後偽関節
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