私達「蘭」は、「認痴」という固有の特徴があっても、その人らしく『いきいき』・『ほのぼの』・『にこにこ』した暮らしを送り、再び在宅で生活ができるよう、少人数の共同生活の中で潜在能力を導き出す様々な関わりを行える住まい(施設)を、仙台市泉区上谷刈に開設する運びとなりました。 1ユニット9名の定員となり、3ユニット全体で27名の認痴高齢者の方々がご利用いただける共同住宅です。 私達「蘭」は、ご利用者を支えていく上で大切なことは、「ご家族」・「地域の方々」・「生活を共におくるパートナーである職員」が、四身一体となってご利用者を包み連携していくことと考えております。 「認痴」のため介護を必要としている高齢者の方々や、その介護に当たられた身体的・精神的に大きな力を要しているご家族の皆様が、たくさんおられるのが現状です。介護保健制度が定着しつつあるとはいえ、認痴性高齢者の方が在宅以外で暮らせる施設が不足している実情もあります。 このことを踏まえ、「認痴」による生活の混乱や不安行動があっても、お一人お一人の生活の歴史を尊重し、その人らしく豊かに暮らしていけることを共に考えていく、それが私たち「蘭」の目標です。 | |
<住まい> 泉が岳を展望することができ、四季折々の自然を感じることができる環境になっており、ご家族の皆様やご近所の方々が気軽に出入りできる住まいとなっています。 内部は、掘りごたつのある茶の間があったり、中庭でひなたぼっこが楽しめたり、台所で仲間と一緒に食事やおやつを作ることができたりと「日々の生活」、「人としての当たり前の暮らし」を営むのにふさわしい快適で家庭的な住まいとなっています。 リビングルーム・座敷もあり、娯楽等も楽しめるようになっています。 | |
<居室> お一人お一人の生活を尊重できるよう、全室個室になっております。 ご利用者が安心して生活ができるよう、それぞれが使い慣れた家具・道具類、愛着のある身辺の物を持ち込み、以前と変わらない生活を営むことができます。 | |
<暮らし> 仲間と一緒に食事を作ったり、洗濯物を干したり、掃除をしたりとお一人お一人ができる(役割)をスタッフが手伝いながら行い「喜び」、「存在価値」を感じられ笑顔で暮らせる工夫をします。 お茶を飲みながら昔話に花をさかせ『ほのぼの』と心和むひと時・お一人お一人の想いや趣味を通し『いきいき』と過せる工夫・行事等を通し、ご家族や地域の方々とのふれあいから『にこにこ』と笑えるそんな暮らしを大切にしています。 |
認痴高齢者グループホームは、認痴症状のある65歳以上の高齢者が少人数で共同生活を営むための共同住宅です。 介護保険の給付対象施設ですので、次の要件に該当することが必要です。 1 要介護認定の申請をされ「要介護1」以上の認定を受けた方 2 医師の診断にて認痴の診断名を受けた方 3 身体的には概ね自立できている方 4 自傷他害なく共同生活が可能な方 |
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