足の静脈について


足の静脈について

 下肢静脈瘤とは、足の静脈が拡張して膨らんでくる病気で、様々な症状を引き起こします。
 まず始めに、足の静脈について説明いたします。
 心臓から送り出された血液は、動脈、毛細血管を通って全身に行き渡り、その後、静脈を通って再び心臓に戻ってきます。その間、血液はからだに必要な酸素や栄養を組織に供給するとともに、組織から老廃物を受け取って運ぶ働きもしています。
 足(下肢)の血液の流れも同様です。動脈が足の中心を貫くように走り、指先まで血液を供給しています。その途中、多数の枝が出て、筋肉や皮膚に分布しています。
 筋肉に供給された血液は、動脈と同様に足の真中を貫くように走る「膝窩静脈」「大腿静脈」を通って心臓に戻ります。また、皮膚に供給された血液は、皮下を走る「大伏在静脈」と「小伏在静脈」を経由して、足の付け根から「大腿静脈」に、膝の後ろから「膝窩静脈」に流入した後、心臓に戻ります(図1、図2)。その途中でも「膝窩静脈」「大腿静脈」に流入する連絡路があります(「交通枝」と呼ばれています)。
 下肢静脈瘤の患者さんの大部分は、「大伏在静脈」や「小伏在静脈」が拡張して膨らんできたものです。
図1.右足前面/図2.右足後面
  • 足の静脈について
  • 下肢静脈瘤とは
  • 治療方法について
  • 非手術治療について
  • 手術治療について
  • 治療後の経過・入院期間について

コメントは受け付けていません。